比較は暴力
「〇〇君はあんなに頑張ってるだよ」
「〇〇ちゃんを見習ってみなさい」
私は前職が塾の教師でした。
こんな言葉を子どもに言う母親が意外と多いことに悲しさを感じていました。
子どもの成績アップを望まない親はいません。
ここで朗報です!
子どもの成績を伸ばす方法なんて簡単です!
やる気を引き出せば良いんです!!
でも、他の子と比較されて「やる気が出ました!」と言った子は、3,000人以上の生徒を指導して来ましたが、ゼロでした。
逆の立場で考えてみてください。
「〇〇君のお母さんは優しいなぁ」
「〇〇ちゃんの家に私は生まれたかった」
または旦那に「隣の奥さんのご飯の方が美味しいよな」
と言われて、やる気出ますか?
「そうかそうか、そうだよな。よし、これからもっと頑張ろう!」と思えますか?
もし、思えるなら相当メンタルが強いと思います。
私だったら、シュンってなってしまいます!笑
さらに、子どもにこう言う方もいます。
「あなたのためを想って言ってるのよ」
それって本当ですか?
本当に我が子が、そう言って欲しいと願っているんですか?
やる気を下げることが、その子のためになるんですか?
教育方針や子育てには、さまざまな考え方があるでしょう。
でも、私はそうは思いません。
少なくとも、私は生徒たちに対してそのように接しては来なかったです。
言葉が強いかもしれませんが、他の子と比較することは暴力だと私は思います。
ちなみにこれは、インドの哲学者クリシュナムルティの言葉です。
もちろん、比較の全てを否定している訳ではありません。
比較によって成長が測れるし、比較がもたらす恩恵もあります。
競争することで成長のスピードが上がることも事実です。
ですが、相手のやる気を引き出すと言う観点からすれば、全くの逆効果です。
それに「あの子に負けたくない」という比較の対象は自分で決めれば良いと思います。
これは、大人になって社会に出てからも同じことが言えるのではないでしょうか?
私が塾の教師のときに、教わったこと。
「お手軽なものに効果はない」ということです。
叱ったり、否定したり、禁止したり、命令したり、比較したり。
私たち人間は人のダメなところを見つけるプロフェッショナルです。
だから、簡単で誰にでも出来ます。
簡単で誰でもできるから、効果はないです。
そこで私はこんなことを心がけていました。
それは、過去の自分と比較することでした。
「昨日より出来たね!」
「先週より成長しているね!」
これは、相手を観察していないと言えない言葉です。
過去の様子を覚えていないといけないからお手軽ではないです。
まして、私は一度に数百人の生徒を指導していたので、全員を見るのはかなり労力がかかります。
だからこそ、効果があったのかな、と今振り返れば思います。
「え?先生、そんなとこ見ててくれたの?」よく言われました。
この接し方が正解かどうかわかりません。
ですが、3000人以上の生徒にこのように指導してきた結果、生徒の学力がグングン伸び、学校には行きたくないけど塾には行きたいと言う生徒がいたり、私事ですが、人気No. 1教師になることも出来ました。
あなたはそれでもまだ、「〇〇君と比べてあなたはこうだね」と言い続けますか?
聞いてもないのに「あなたのためを想って言ってるのよ」と自己満足のコミュニケーションを続けますか?
安心してください。
あなたが、比較して評価しなくても、世間が勝手にやってくれます。
比較をしても誰も幸せになりません。
だったら、世界でたった一人、最強の味方であるお母さんは、比較や評価なんかせずに、その子の成長をしっかり認めてあげてはどうでしょうか?
そうすれば、子どもの自己肯定感は高まります。
そして、結果的に学力が向上したり、スポーツでいい成績を残したりすることができるでしょう。
子どもの成長を長い目でみたときに、比較された体験よりも認められた体験の方がずっとプラスの影響を与えてくれるはずです。
「みんなちがって、みんないい」 金子みすゞさんも言ってますよねー!
今月の1枚
もうすぐ桜の季節ですね!
桜が大好きです!
写真は去年北海道で撮った1枚です。
お母さん手作りのウルトラマンの衣装がお似合いでした。
すごく元気で明るい男の子!
元気かなぁ。また会いたいなぁ。
今年も桜撮影会やりますよー!
お楽しみにー!!
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プロフィール
「出張撮影シャインズ」 高木信幸(たかぎのぶゆき) 大手学習塾で教師として勤務。 ママを笑顔にするため・子どもの未来を明るくするために何かできることはないかと独立。 家族写真を撮るときに撮影者が写らないので家族全員が揃った写真がないという悩みを知る。 趣味だったカメラを独学で本格的に学びプロカメラマンとして親子撮影をメインに活動。 また、愛情ある家族写真を撮影してきた子どもは「やる気」や「協調性」などが育まれることも知り、写真撮影が子ども教育にも有効でることに確信を持つ。 写真を通じて社会貢献をするという想いで日々活動。 「シャインズ」は輝く笑顔を撮影するという想いを込めて命名。 普段は東北・北関東を中心にロケーション写真撮影を承っております。 年間100組以上の親子の撮影。 |